毎月積立タイプの保険商品のオフショア投資は保険業法のリスクあり
日本人でオフショア投資をされている方の多くが加入している商品が、
積み立て型の保険商品です。
確かにオフショア投資は、
日本にない魅力ある金融商品があるのは事実ですが、
保険商品はリスクが伴います。
その内容についてこれから説明していきます。
毎月積立タイプの保険商品とは
毎月積立タイプの保険商品はその名の通り、
毎月定額の保険料を納めて、
その資産を元に保険会社が運用します。
日本でも同様商品があるのでイメージしやすく、
オフショア投資における保険商品は、
利回りが5%前後のものが多く、
かつ複利運用しますので圧倒的に日本の金融商品より資産拡大しやすいです。
こういった背景から、日本人がオフショアスキームを利用した、
外国の保険積立案件に加入する人が続出しています。
オフショア地域の保険商品は利回りが高いけど大丈夫?
私の周りで、一番話が多いオフショア地域の案件は、香港の保険商品です。
香港は日本よりはるかに金融に優れた都市になりますので、
当然日本より魅力ある商品が多いです。
更には IFA を通して直接オフショア地域で投資を行える点から、
手数料を抑えられるので、運用利回りは高水準となります。
年利6~7%というと、日本の金融商品ではあまり考えにくいですが、
外国に目を移すと一般的な水準であり、
保険商品自体には問題ない金融商品であると言えます。
高利回りの内容について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
外国の保険商品を加入する際は慎重に
先程ご説明した通り、
オフショア地域における保険商品自体に問題がありませんが、
日本人は日本の法律に注意が必要です。
保険に関する法律として保険業法がありますが、
この第186条を確認するとこのように記載があります。
日本に支店等を設けない外国保険業者は、日本に住所若しくは居所を有する人若しくは日本に所在する財産又は日本国籍を有する船舶若しくは航空機に係る保険契約(政令で定める保険契約を除く。次項において同じ。)を締結してはならない。ただし、同項の許可に係る保険契約については、この限りでない。
出典:保険関係法規集
日本に支店を設けない外国保険業者は、
日本人と保険契約を結んではいけないと記載されていますので、
この内容から言っても、日本人が外国の保険に加入する際は慎重に検討することをおすすめします。
IFAや紹介者は保険業法についてどのように考えているか
IFAや紹介者は、この保険業法についてどう考えているかというと、
● 今のところ指摘された事例はない
と口を揃えて言います。
確かに今はいいかもしれませんが、
オフショア投資は中長期目線での運用を目指す投資法です。
10年、20年、30年と長い運用を行っていく上で、
もし国から保険業法について指摘が入れば、
運用が出来なくなる可能性やペナルティが発生する可能性があります。
このようなリスクを踏まえても行いたいのであれば別ですが、
オフショア投資でも、もっと他の金融商品に目を移せば、
そのようなリスクを負わなくても高利回りで運用できるオフショア投資もあります。
もう一度、オフショア投資における金融商品を見直しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オフショア地域の毎月積立タイプの保険商品のリスクをご理解いただけましたでしょうか。
オフショア投資と言っても、その商品は無数に存在します。
高利回りの複利運用を行うことは、
資産拡大するために必須ではありますが、
日本の法律をしっかり把握したうえで、堅実に資産形成したいものですね。
それでは今日はこの辺で。