72の法則であなたの資産がいつ2倍になるか計算しよう
72の法則って聞いたことありますか?
あのドイツの物理学者であるアインシュタインが発見したという諸説もありますが、
実はイタリアの近代会計学の父として呼ばれている、
ルカ・パチョーリが15世紀に執筆した「スムマ」という数学書の中で、
世の中に初めて公開されたと言われています。
この72の法則について、知っている方もいると思いますが、
この法則を使うと、あなたの資産がいつ2倍になるか瞬時に計算できるものです。
内容についてこれから詳しく解説していきます。
72の法則の計算式について
72の法則はいたってシンプルです。
あなたの預貯金の金利をさえ確認できれば、誰だって簡単に計算できます。
● 72 ÷ (金利) = (資産が2倍になる年数)
このように72を金利で割るだけで、資産が何年で2倍になるか簡単に計算できます。
注意点
この72の法則は複利を前提として考えられている法則になるので、
単利運用では使用できません。
複利運用について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。
シミュレーションをしてみよう
仮に銀行へ100万円の普通預金をしているとします。
これからいくつかの金利を例に計算してみます。
※金利は複利と想定します。
普通預金金利の場合
例1) 普通預金金利:0.001% 預入額:100万円 計算式:72 ÷ 0.001 =72,000年 ⇐ 200万円になるまでにかかる時間 |
定期預金金利の場合
次に定期預金で見てみましょう。
2020年6月29日現在、ネットで定期預金金利を調べてみると、
一番高そうな金利は、auじぶん銀行で0.2%というのが見つかりました。
確かに先程の普通預金金利0.001%と比べると、200倍の金利条件なので良さそうに見えます。
早速試算してみます。
例2) 定期預金金利:0.2% 預入額:100万円 計算式:72 ÷ 0.2 =360年 |
金利が10%/年だったら
それでは仮に年利10%の金融商品だったらどうなるか資産してみましょう。
例3) 金利:10% 預入額:100万円 計算式:72 ÷ 10 =7.2年 |
自分の資産が何年で2倍になるのか把握しておくことは大切ですね。
金利が10%/年かつ資産が500万円あったら
仮に現時点で500万円の資産があり、金利が10%/年だった場合、
72の法則を用いて計算すると、このように金額が増加していきます。
✅ 7.2年後 ⇒ 1,000万円
✅ 14.4年後 ⇒ 2,000万円
✅ 21.6年後 ⇒ 4,000万円
✅ 28.8年後 ⇒ 8,000万円
✅ 36.0年後 ⇒ 1億6,000万円
時が経てば経つほど大きな金額になりますね。
このように複利と金利の効果についてご理解いただけたかと思います。
今もし500万円という金額が無くても、
このような長期目線での運用を目指してはいかがでしょうか。
まとめ
実際に私も複利運用をしていますが、
72の法則で示した通り、時間の経過とともに発揮する効果が大きいので、
このような商品をポートフォリオの一つとして持っておくのは、将来の安心材料になります。
こちらの記事にも詳しく記載していますが、
世の中には知らないだけでいい金融商品はたくさんあります。
漠然とお金を預貯金しているだけでは、将来苦労しますので、
正しい知識と情報を取り入れてはいかがでしょうか。
資産運用に関する勉強会が定期的にありますので、
実践するしないに限らず知っておいて損はありません。
すべては情報です。
皆さんの将来が少しでも明るい未来であることを応援します。
勉強会の参加希望があればこちらからお申込み下さい。